この記事の監修・編集について

本記事は、株式会社GKMが運営する「法人資金支援センター」編集部が作成・編集しています。当編集部は、登録いただいているファクタリング会社各社への取材・ヒアリングをもとに、実務に即した情報をまとめています。掲載内容は一般的な情報提供であり、特定の業者をおすすめするものではありません(私たちの約束)。法律の解釈は専門家によって見解が分かれることや、時代とともに変わることもありますので、実際のご契約にあたっては契約書の内容をご確認のうえ、必要に応じて弁護士等の専門家にご相談ください。専門用語はファクタリング用語辞典でも確認できます。

編集・情報提供:法人資金支援センター編集部(登録ファクタリング会社各社への取材に基づく)

個人事業主・フリーランスでもファクタリングは使えます

結論から言うと、取引先(法人・企業)への事業上の売掛金=請求書をお持ちであれば、個人事業主・フリーランスでもファクタリングは利用できます。ファクタリングは、入金期日より前に売掛金を売却して早く資金化する方法で、審査ではご自身の信用力よりも「売掛先の信用力」が重視されます。だから、開業して間もない方や、銀行融資が難しい方でも相談しやすいのが特徴です。

ただし、誰にでも・どんな売掛金でも向くわけではありません。この記事では、まず向いている人・向いていない人をはっきりさせたうえで、審査で見られること、必要書類、請求書のみ・少額・オンライン対応の実際、利用の流れ、優良な会社の選び方、そして混同されやすい「給与ファクタリング」との違いまで、正直に整理します。

向いている人・向いていない人(先に線引き)

ミスマッチを防ぐために、最初に線を引きます。ここを読めば、自分が使える立場かどうかが分かります。

向いている個人事業主・フリーランス

  • 取引先が法人・企業で、その企業への請求書(売掛金)がある方。業務委託・報酬の請求も対象になります。
  • 納品・業務が完了していて、入金待ちの請求書がある方(受注段階なら注文書対応の会社も)。
  • 入金までのつなぎ資金が必要な方(外注費・材料費・仕入れ・生活の立て替えなど)。
  • 銀行融資やビジネスローンが間に合わない/通りにくいが、売掛先はしっかりしている方。

向いていない・お受けできないケース

  • 売掛先が個人(一般消費者)の場合。信用力の確認が難しく、対応会社がごく限られます。
  • 請求書などの売掛金がない、事業の実態が確認できない場合。
  • 給料の前借りが目的の場合。それは「給与ファクタリング」と呼ばれる別物で違法です(次章)。

「給与ファクタリング」とは違います(重要)

個人の方が最も誤解しやすいポイントなので、はっきりさせます。「給与ファクタリング」は、個人の給料(給与債権)を買い取ると称するもので、実質は貸付にあたり違法とされています。最高裁でも貸金業に該当すると判断され、金融庁も繰り返し注意を促しています。高額な手数料を取られるうえ、取り立てなどのトラブルにもつながりかねません。

一方、この記事で扱う事業者向けのファクタリングは、あなたが取引先に対して持つ「売掛金(請求書)」を資金化するもので、まったくの別物です。給料ではなく、事業で発生した債権を扱います。「フリーランス・個人事業主OK」とうたっていても、実態が給与の前借りサービスであれば違法性が疑われます。事業の売掛金を扱う正規のファクタリングかどうかを、必ず見分けてください。

個人事業主がファクタリングを使うメリット

売掛先の信用で資金化できる(自分の実績が浅くても)

審査の主役は売掛先です。開業直後で決算実績が乏しくても、取引先が信用力のある企業であれば資金化できる可能性があります。銀行融資が難しい個人事業主にとって、大きな利点です。

借入ではないので信用情報に影響しない

ファクタリングは売掛金の売買であり、借入ではありません。負債が増えず、原則として個人の信用情報にも影響しないため、住宅ローンや今後の融資枠を気にせず使えます。

最短即日でつなぎ資金を用意できる

オンライン完結の会社なら、書類がそろえば最短即日での資金化も期待できます。外注先への支払いや仕入れ、急な出費に間に合わせたい場面で役立ちます。

個人事業主の審査で見られること・通りやすくするコツ

「個人だと審査に通るか不安」という声は多いですが、見られるポイントを押さえれば通過率は上げられます。ファクタリングの審査は、融資の審査とは見るところが違います。

審査で最も重要なのは売掛先(取引先)の信用力

審査の主役は、あなたではなく売掛先です。上場企業や官公庁、経営の安定した企業への請求書ほど通りやすくなります。逆に、売掛先が個人や設立間もない小規模先だと通りにくくなります。

請求書と入金実績(通帳)の整合性

請求書の金額・取引先が、過去の入金履歴(通帳)と一致しているかが見られます。継続的に同じ取引先から入金がある実績は、強い材料になります。書類の数字が食い違うと、審査は慎重になります。

取引実態がわかる書類をそろえる

基本契約書・発注書・納品書など、その取引が本当に存在することを示す書類があると、審査はスムーズです。フリーランスなら業務委託契約や発注メールなども有効です。

「審査が甘い」より「通りやすい理由がある会社」で選ぶ

「審査が甘い」という言葉に頼るのは危険です。売掛先の信用が確かなら通りやすいだけで、無条件に甘い会社は存在しません。むしろ個人事業主の取扱実績が豊富で、少額や必要書類が少ない会社ほど、現実的に通りやすい傾向があります。

必要書類(個人事業主・フリーランスの場合)

個人事業主は法人と少し異なり、会社の登記簿がないぶん、事業の実態と本人確認を示す書類が中心になります。一般的に求められるのは次のとおりです(会社により異なります)。

書類目的・ポイント
売掛金の請求書資金化する債権そのもの。取引先・金額・入金期日がわかるもの
入金確認できる通帳(コピー)取引実態と過去の入金実績の確認。ネット銀行は取引明細で可
本人確認書類運転免許証・マイナンバーカードなど
確定申告書事業の継続と規模の確認。開業直後で未提出なら要相談
基本契約書・発注書など任意だが、取引実態を補強でき審査に有利

書類が少なくて済む会社ほど手続きは早いですが、そろえられる書類が多いほど審査は通りやすくなります。「請求書のみ」を掲げる会社でも、実際には本人確認と通帳程度は求められるのが通常です。

請求書のみ・少額・オンラインで使える?

個人事業主からよくいただく「小さくても・手軽に使えるか」という疑問に答えます。

請求書だけで申し込めるか

多くの会社が、取引先への請求書があれば申込可能です。加えて通帳コピーや本人確認書類が必要になるのが一般的。「請求書のみ」で完結できるかは会社差があるので、必要書類は事前確認を。

少額(10万円〜)でも使えるか

1万円〜10万円程度の少額から対応する会社もあり、フリーランスでも使いやすくなっています。ただし少額は手数料の割合が高くなりがちなので、手取りが最終的にいくら残るかで判断しましょう。

オンライン完結で来店不要か

スマホ・パソコンで申込から契約まで完結できる会社が増えています。本人確認や書類提出もオンラインで済むことが多く、地方の個人事業主でも利用しやすくなっています。

取引先に知られたくないなら2社間

個人事業主は「取引先に資金繰りを知られたくない」ことが多いもの。売掛先に通知しない2社間ファクタリングなら、取引先の承諾を得ずに利用でき、関係に影響しにくくなります(そのぶん手数料はやや高めです)。

「自分の請求書は資金化できる?」と思ったら、まずは無料でご相談ください。複数社にまとめて相談でき、条件を比べてから決められます。

無料で一括査定する簡単30秒・事業用の売掛金がある方向け

利用の流れ(申込から入金まで)

初めてでも迷わないよう、申込から入金までの一般的な流れを示します。オンライン完結なら、早ければこの全体が即日で進みます。

  1. ①お問い合わせ・申込:フォームで会社名(屋号)・連絡先・希望額などを送信。当サイトなら複数社へまとめて相談できます。
  2. ②必要書類の提出:請求書・通帳・本人確認書類などをオンラインで提出。
  3. ③審査・見積り:売掛先の信用力を中心に審査。手数料と入金額が提示されます。
  4. ④契約:条件に納得できれば契約。クラウド契約で来店不要の会社が多数。
  5. ⑤入金:契約後、指定口座へ入金。最短即日〜翌営業日が目安です。

注文書ファクタリング:受注段階で資金化する

「納品はこれからだが、先に材料費や外注費が必要」という個人事業主には、注文書(発注書)の段階で資金化する注文書ファクタリングが向く場合があります。大きめの案件を受けたフリーランスが、着手前の資金を用意する使い方です。対応する会社は限られ、審査は請求書より慎重になりやすいため、必要なときは「注文書対応」を明示する会社に相談しましょう。

個人事業主が「優良な」会社を選ぶポイント

個人事業主は急ぎで一社に飛びつきがちですが、次の点で比べると失敗しにくくなります。

個人事業主・フリーランス対応を明記しているか

法人専門の会社もあります。申し込む前に、個人事業主に対応しているか、少額に対応しているかを必ず確認しましょう。

手数料は「上限・総額」で比べる

「◯%〜」は下限表示です。事務手数料などを含めた総額と上限で比べないと、少額ほど手取りが目減りします。2社間の手数料はおおむね5〜17%程度が一般的な目安です。

償還請求権なし(ノンリコース)か

売掛先が支払わなくても買い戻し不要の契約が原則です。買い戻しを求める契約は実質的な貸付に近く、注意が必要です。

債権譲渡登記の要否を確認する

会社によっては債権譲渡登記を求めます。登記されると取引先に知られる可能性が生じるため、個人事業主で取引先に知られたくない場合は「登記なし」で対応できるかを確認しましょう。

契約書が交付され、所在が明確か

契約書を渡さない、会社の所在がはっきりしない業者は避けましょう。悪質業者の見分け方は専用コラムもご覧ください。なお当サイトの一括査定なら、16社・25社と自分で問い合わせる代わりに、複数社の条件を一度に比べて選べます。

気をつけたいこと(「審査なし」の罠)

個人事業主を狙った悪質な勧誘には特に注意が必要です。「審査なし」「ブラックでもOK」「即日現金」だけを強調する業者は避けてください。ファクタリングは売掛金の審査が前提であり、審査なしをうたうものは実質的な高利貸しや、前述の違法な給与ファクタリングであることがあります。急いでいても、契約書の交付・手数料の根拠・買い戻しの有無を確認し、複数社を比べてから決めましょう。

ファクタリング以外の選択肢

ファクタリングは選択肢のひとつで、状況によっては別の方法が合うこともあります。個人事業主が使いやすい資金調達も知っておきましょう。

方法特徴
日本政策金融公庫個人事業主・創業者に手厚い公的融資。金利が低め。時間はかかる
信用保証付き融資保証協会の保証で借りやすい。別途保証料
小規模企業共済・経営セーフティ共済掛金の範囲で貸付を受けられる。加入者向け
補助金・助成金返済不要だが時間と条件がある(小規模事業者持続化補助金など)
ファクタリング借入でなく売掛金を資金化。最短即日だが手数料は割高

大切なのは、選択肢を知ったうえで自分に合うものを選ぶこと。急ぎのつなぎ資金はファクタリング、腰を据えた資金は公的融資、といった使い分けが現実的です。ファクタリングを使う場合も会社ごとに条件が分かれるため、一括査定で複数社の条件を一度に比べると、個人事業主対応・少額対応の会社を効率よく見つけられます。

かんたん30秒・無料一括査定

事業用の売掛金があれば、個人事業主・フリーランスもご相談ください。

当サービスは法人のお客様を中心にご案内しています。売掛先が法人で、事業上の請求書(売掛金)をお持ちの個人事業主の方はお申し込みいただけます。売掛先が個人の場合や、給料の前借り目的の場合はお受けできません。

売掛先が法人で、事業用の売掛金がある方を対象に、担当より折り返しご連絡します。しつこい勧誘は行いません。

よくある質問

Q. 個人事業主やフリーランスでもファクタリングは使えますか?

A. はい。法人・企業への事業上の売掛金(請求書)をお持ちであれば、個人事業主・フリーランスの方でも利用できます。審査では利用者ご自身より売掛先(取引先)の信用力が重視されるため、開業して間もない方でも相談できます。可否や条件は会社により異なります。

Q. 請求書だけで申し込めますか?

A. 多くの会社で、取引先への請求書があれば申し込めます。加えて入金実績のわかる通帳のコピーや本人確認書類、確定申告書を求められるのが一般的です。「請求書のみ」で完結できるかは会社差があるため、必要書類は事前に確認しましょう。

Q. 確定申告書や通帳がなくても利用できますか?

A. 会社によりますが、確定申告書や入金の確認できる通帳は「取引の実態」を示す重要な書類のため、求められることが多いです。開業直後で確定申告がまだの場合は、その旨を伝えれば別の書類で代替できることもあります。通帳なしを完全に不要とする会社は少なく、用意できる書類が多いほど審査は通りやすくなります。

Q. 少額(10万円ほど)でも利用できますか?

A. 利用できる場合があります。1万円〜10万円程度の少額から対応する会社もあり、フリーランスでも使いやすくなっています。ただし少額は手数料の割合が高くなりやすいため、最終的な手取り額で判断しましょう。

Q. 開業したばかり・赤字・税金の滞納があっても使えますか?

A. 売掛先の信用力が十分であれば、開業直後・赤字・税金滞納があっても利用できることがあります。ファクタリングは借入ではなく売掛金の売買のため、ご自身の決算内容より「誰への売掛金か」が重視されます。可否は各社の判断によります。

Q. 「審査が甘い」個人事業主向けの会社はありますか?

A. 「審査が甘い」という表現には注意が必要です。ファクタリングの審査で見られるのは主に売掛先の信用力なので、売掛先がしっかりしていれば通りやすいだけで、無条件に甘いわけではありません。「審査なし」「必ず通る」を強調する会社はむしろ危険で、悪質業者や違法な給与ファクタリングの可能性があります。甘さで選ぶより、通りやすい理由を説明できる会社を選びましょう。

Q. 「給与ファクタリング」とは違うのですか?

A. まったくの別物です。給与ファクタリングは個人の給料を買い取ると称するもので、実質は貸付にあたり違法とされ、最高裁でも貸金業に該当すると判断されています。当サイトが扱うのは、事業者が取引先に持つ売掛金(請求書)を資金化する事業者向けのファクタリングです。給料の前借り目的ではご利用いただけません。

Q. 売掛先が個人(一般消費者)でも使えますか?

A. 売掛先が個人の場合は対応できる会社が非常に限られ、断られることが多くなります。ファクタリングは売掛先の信用力で審査するため、法人・企業への売掛金のほうが通りやすいのが実情です。詳しくは別記事でも解説しています。

Q. オンラインだけで完結できますか?来店は必要ですか?

A. オンライン完結に対応する会社が増えており、来店不要でスマホやパソコンから申込・契約まで進められる場合が多いです。本人確認や書類提出もオンラインで行えるのが一般的で、地方の個人事業主でも利用しやすくなっています。

Q. 「審査なし」と書かれた会社は安全ですか?

A. 注意が必要です。ファクタリングは売掛金の審査が前提であり、「審査なし」を強調する所在の不明瞭な業者は、実質的な高利貸しや悪質業者の可能性があります。急いでいても、契約書が交付されるか、手数料の根拠が説明されるかを必ず確認し、複数社を比べて選びましょう。

あなたの請求書が資金化できるか、まずは気軽に確かめてください。順位もおすすめもつけません。あなたの目で、あなたに合う条件を選べます。

無料で一括査定する簡単30秒・事業用の売掛金がある方向け